きこの顎変形症(下顎前突)治療ブログ

顎変形症の治療についての備忘録

骨切り!?顎変形症(下顎前突症)の手術で地獄をみた①

 

 
こんにちは!きこです。

 


下顎前突症と診断され一年半に及ぶ術前矯正も終わりいよいよ手術となった時、

正直私は余裕ぶっていました。

 


ナメてた。

手術ナメてたよ!!!

 


実は私、小学1年生の時に盲腸で手術をしたのです(破裂寸前だった)。

「あの時も痛かったけどなんとかなったしよゆうよゆう〜〜♪」

なーんて思っていました・・・私ってほんとバカ!!

 


この記事では私が体験した顎変形症の手術、入院初日〜手術当日までの流れをご紹介していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 


入院1日目


この日は月曜日ということもあり、人の多さを予想して早めに家を出ました。

私が住んでいるところは大学病院まで片道約2時間かかるので、通うのも一苦労…。

病院の駐車場には車を長時間置いておけないのでこの日は母に付き添ってもらいました。

 


10時前に到着すると案の定外来も入院患者も多く、早く家を出たのは正解だったなと思いました。朝が早いですが、入院日は早めの行動をオススメします。

私が受付で入院手続きを終えると、後ろには長蛇の列が出来ていました…。本当に間一髪だった。

 


受付後は入院患者用の別室で入院前のオリエンテーションがありました。身長・体重を測ったりその日の体調の問診等です。

しばらくはまともなご飯が食べられないと考えた私は一週間前から暴飲暴食を繰り返していたのですが、見事その成果が体重に反映されていました!あんな数字久しぶりに見た…。

 


オリエンテーションが終わるといよいよ病棟へ。

個室は高いので大部屋にしました。ここでびっくりしたのが、みんなカーテンで部屋を仕切っているということ!!プライバシーが守られてる!!

田舎の病院では常にオープンなのでこれにはびっくりしました(都会では普通なのかもしれないけど)。

引きこもりの私としては大変嬉しい誤算でした。

 

担当の看護師さんから簡単な病室の説明と病棟フロアの案内があり、ある程度荷物を整理して、12時半に初の病院食をいただきました。

 

f:id:gaku_hen_kiko:20200222214959j:image

 

この日はちょうど節分の日だったのでちらし寿司でした。

以前入院していた知人が酷評していたため全く期待していなかったのですが、個人的にはそれなりに美味しくいただけました!

ただやはり病院食なので味は薄めですね。濃い味が好きな方は醤油や味塩を持参したほうが良いかも。

 


昼食後は執刀医から手術の説明がありました。

私が受けた手術は下顎を下げるSSROと上の親知らず二本の抜歯です。

この時初めて上の親知らずの抜歯について聞かされたのですが、なんでも矯正歯科の方から是非抜いてくれと言われたそう。神経ギリギリの所に生えていて全身麻酔でしか抜歯できないとのことでしたので、逆に良かったなと思いました。

親知らず以外については一度執刀医・麻酔科の医師と話ていたため再度確認という感じでした。この時4枚くらい同意書にサインしたと思います。

 


手術説明後はだらだらと自由に過ごしました。

基本ベッドの上での生活になる為、どれだけ居心地良いスペースを作れるかが鍵ですね。

確実にマイ枕の持参をオススメします!!

私は持ち込まなかったことを後悔しました…(後日母に持ってきてもらいました)。

 

普段私は0時就寝の為、眠れるか心配でしたが案外よく眠ることができました。

 

 

 

 

 

入院2日目

 
この日は生理1日目ということもあり腹痛で何も出来ませんでした。確実に手術と被ることが分かっていたので、事前に看護師さんには伝えていました。

特に検査等の予定も無かったので本当に助かった…。


やる事もなくずーっとベッドの上で漫画を読んだりYouTubeを見ながら過ごしました。

術後3日間は何もやる気がおきないのですが、その後がとても暇なので何かしら暇潰しの道具を持ち込んだ方が良いです。

 

そしてこちらが最後の晩餐。

 

f:id:gaku_hen_kiko:20200222220811j:image

 

質素に見えますが結構ボリュームがありました!

そもそも私は普段朝ごはんを食べず、プロテインで済ませているので一日三食食べることがほとんどないんですよね・・・。

 私が入院した病院は朝ごはんが8時、昼ごはんが12時半、夜ごはんが18時と決まっていたのであまりお腹が空くということはありませんでした。

 

手術前日は夕食後から絶食で、飲み物は手術日の6時まではOKと言われていました。

この日は何だかんだ緊張していたので、眠りについたのは深夜1時でした。

 

 

 

 

手術当日

 
いよいよ手術当日。この日も6時に目が覚めました。

顔や体に心電図や管を貼り付けるので、この日は化粧水・乳液は禁止されていました(洗顔はOKです)。

 
看護師さんが持ってきてくれた血栓予防の為のソックスを履き、手術着へ着替えるといよいよ手術への実感が湧きます。


8時になると看護師さんと担当の医師が迎えに来てくれました。そのまま歩いて手術室へ。

手術の経験があるので手術室自体に何か思うこともなく(笑)

 
看護師さんに言われるがまま手術台に横になると、すぐに心電図を付けられ点滴を打たれました。そこからゆっくり眠くなっていきます。

 

 

 

手術室で看護師さんに名前を呼ばれすぐに目が覚めました。

痛み止めが効いていたので全く痛みはなく、むしろ看護師さん達の話に笑える元気すらありました。
手術時間は事前に約6時間程度と言われていたのですが、病室に戻ってきたのは15時頃だったと思います(めちゃくちゃ曖昧ですが)。 


意識はあってもぼーっとしていたので、完全に目覚めたのは17時くらいかなと。

 


その時の写真がこちら↓

 

f:id:gaku_hen_kiko:20200222222524j:image 

 

無ですね(笑)

 

 
痛みはないけど全身が怠くて疲れている感じ。

鼻から胃に管を入れていて、それから栄養を術後3日目の朝までとると言われていたのですが、この管が本当に気持ち悪くて!

唾を飲み込むたびに痛いし喉がイガイガするし…私はこの管が一番苦痛でした。

 
寝ている時無意識に管を抜く人もいるらしく、絶対に抜かないでねと看護師さんに言われましたが「今すぐにでも抜いてくれ!!」と内心思っていました。

 
歩けそうなら尿管を抜くと看護師さんに言われたので、気持ち悪かったし早々に抜いてもらいました。

抜くとき痛みは無かったけどなんとなく違和感はありましたね。

 


18時頃夜勤の看護師さんに

「この手術してこんなに元気な人初めてみた!」

と言われたので、結構元気だったと思います。

 


ただ色んな方のレポを見たけど、やっぱり初日の夜は一睡もできませんでした。

うつらうつらするけどすぐ目が覚める。変な幻覚?夢?をみる。

口にドレーン(廃液の管)を入れているので涎がだらだら垂れるし、痰が喉に絡んで気持ち悪い。のに吐き出せなくてイライラする。

痰や涎に関しては看護師さんに教えてもらい、術後から自分で吸引していました。ただ吸引にも限界があって全部は吸えないんですよね。

また私の場合鼻に管を入れていたせいか鼻水と鼻詰まりがひどく、とても苦しい思いをしました。

 

あんなに辛かった夜は今までの人生一度も無かったと思います。本当に辛かった。

 

この辛さはいつまで続くんだろう?とずっと考えていました。

ただ私の場合手術当日より術後1日目の方がもっと辛かったので、また次回それについては記事にしたいと思います。

 

 

ここまで読んでくださりありがとうございました。